実店舗でキャッシュレス決済を導入したい場合、STORESとSquareでは、どちらがお得なのかしら?
ネットショップもやってみたい時は、STORESとSquareではどっちがおすすめなの?
STORES(ストアーズ)とSquare(スクエア)は、どちらも実店舗での対面決済から、ネットショップでのオンライン決済まで、はたまた予約システムまで出来てしまう決済サービスです。
利用目的によってSTORESかSquareを使い分けられると良いですね。
この記事では、STORESとSquareのどちらも利用している私sumiが、
に分けてSTORESとSquareの違いを比較し、それぞれどちらが良いのかを検証して行きます。
どうぞ最後までごゆっくりとご覧ください。
STORESとSquareの機能サービス比較
まずは、STORESとSquareの全体像から比較してみましょう。
冒頭でもお伝えした通り、STORESとSquareは両者とも決済に関する様々な機能サービスを兼ね備えた万能決済サービスです。
しかし細かく見ると、2社の中身は違ってきます。
実店舗でのキャッシュレス決済サービスから見た時の他機能サービスとの関係は、次表のようになります。
STORES決済 | Square | |
POSレジ | ○ | ○ |
オンライン決済 | ○ | ○ |
ネットショップ | △ ※別アカウントが必要 | ○ |
予約システム | △ ※別アカウントが必要 | ○ |
サブスク | △ ※別アカウントが必要 | ○ |
STORESは、サービスによって別々のアカウントを作って、それらを連携させて使うのね。
Squareは全ての機能がひとつのアカウントで運用できるのね。
そう、だからあなたが使いたい機能サービスに絞って、どちらが良いかを考えていかなくちゃね。
STORESはネットショップ中心に他サービスを展開
ご覧いただいた比較表からも分かる通り、ストアーズはそれぞれの機能サービスを利用するのに別々のアカウントが必要となります。
それはSTORESが、ネットショップ作成サービスであるSTORESを中心に、
- 実店舗決済のストアーズ決済は旧Coiny
- 予約システムのストアーズ予約は元Cubic
と、別運営だった機能サービスをSTORESとして取り入れることによって、STORESの名称で決済周りのサービスを網羅する全体像を作り上げて来たからなんです。
ネットショップ作成サービスのSTORESをはじめとし、それぞれSTORES決済もSTORES予約も評価が高い優れたサービスであるため、それぞれ個別に使う分には申し分なく使えますが、それらを連携させようとすると複数アカウントを登録して管理することが必要となります。
Squareは実店舗からオンラインまで自社展開
一方のSquareは、ひとつのアカウントを作成すれば、実店舗における決済端末を用いたキャッシュレス決済から、メールなどで請求できるオンライン決済やネットショップ作成・予約システムまで、自由に使えるようになります。
スマホではそれぞれの機能に応じた専用アプリをダウンロードして使用しますが、パソコンからはひとつの管理画面で様々な機能サービスを利用することができます。
STORES決済とSquareの比較【実店舗導入】
実店舗で決済端末を用いてキャッシュレス決済を導入する場合の、STORES決済とSquareの比較をしてみましょう。
※STORES決済は実店舗決済サービスのサービス名です。
名称 | STORES決済 | Square |
決済端末 | STORES決済端末 19,800円 | Square リーダー 4,980円 Square ターミナル 39,980円 |
月額利用料 | 無料 | 無料 |
クレジットカード 決済手数料 | 3.24% | 3.25% |
電子マネー 決済手数料 | 1.98% | 3.25% |
× | 3.25% (iDは3.75%) | |
QRコード 決済手数料 | 3.24% | 3.25% |
オンライン請求書 決済手数料 | 3.24% | 3.60% |
カード情報手入力 決済手数料 | × | 3.75% |
振込手数料 | 無料 (自動入金の場合) | 無料 |
入金サイクル | 月末締め翌月20日 | 最短翌営業日 |
公式サイト | STORES 決済 | Square リーダー Square ターミナル |
初期費用
初期費用としてはインターネット回線とスマートフォンまたはタブレットなどのデバイス、そして各社専用の決済端末が必要となります。
※オールインワン決済端末のSquareターミナルの場合はデバイスは不要。
なおSTORES決済もSquareも、時期によってはキャンペーンで決済端末がお安く購入できる場合があります。
月額利用料
月額利用料に関しては、STORESとSquareとも無料で利用できます。
決済手数料
Squareの決済手数料はクレジットカード決済が3.25%、電子マネーが3.25%(iDは3.75%)、QRコード決済(PayPay)が3.25%です。
STORES決済の決済手数料はクレジットカード決済が3.24%、電子マネーが1.98%、QRコード決済(WeChatPay)が3.24%です。
STORES決済は電子マネーの決済手数料が安いですね。
Squareはユーザー数急上昇中のPayPayが使えるところがポイントね。
またSTORES決済もSquareも、同一サービス内でオンライン請求書サービスを利用することが出来ます。
振込手数料
振込手数料は、STORES決済もSquareも無料です。
入金サイクル
STORES決済は手動入金の場合は売上日から10営業日以上、自動入金の場合は月末締めの翌月20日に入金されます。
Squareは最短翌営業日に入金されます。
いずれも売上金額から各決済手数料と振込手数料が差し引かれた金額が、指定口座に振り込まれます。
振込手数料はどちらも無料なのに、Squareの方がすぐに入金してくれるのねぇ。
POSレジ機能
Squareは自社提供のPOSレジ機能を持っています。
パソコンからなら管理画面からチェックできますし、スマホなどからは専用アプリをダウンロードして管理することができます。
一方STORES決済は、それ自体はレジ機能を持ちませんが、別途STORESレジのアカウントを登録することで利用できます。
※STORESレジはiPadでしか使えません。
連携できるシステム
STORES決済もSquareも、外部会計ソフトと連携することが出来ます。
また両社とも、他社のレジアプリとも連携できます。
STORES決済における定期販売などのサブスクリプションは、ネットショップ作成サービスのSTORESと連携、予約システムはSTORES予約と連携できます。
Squareは自社提供の同一サービスの中で、ネットショップ作成サービスや予約システムを利用できます。
STORESとSquareオンラインビジネスの比較【ネットショップ導入】
次に、ネットショップを作成する場合のSTORES(フリープラン)とSquareオンラインビジネスを比較してみましょう。
※Squareのネットショップ作成サービスをSquareオンラインビジネスと呼びます。
名称 | STORES (フリープラン) | Squareオンラインビジネス |
月額利用料 | 無料 | 無料 |
決済手数料 | 5.0% | 3.6% |
振込手数料 | 275円 | 無料 |
入金サイクル | 月末締め翌月末日 | 最短翌営業日 |
公式サイト | STORES | Squareオンラインビジネス |
初期費用
どちらも無料です。
月額利用料
Squareオンラインビジネスは無料で利用できますが、STORESはフリープランなら無料で利用できます。
決済手数料
Squareオンラインビジネスでの決済手数料は3.6%、STORES(フリープラン)での決済手数料は5.0%です。
Squareオンラインビジネスでは決済手段がクレジットカードだけに限られていますが、STORESではクレジットカードの他にもQRコード決済や銀行振込・コンビニ決済なども利用できます。
振込手数料
Squareオンラインビジネスの振込手数料は無料、STORESは275円の振込手数料がかかります。
入金サイクル
STORESは、各種手数料を差し引いた入金金額が1万円以上の場合に、月末締めの翌月末日に入金されます。
SquareオンラインビジネスはSquare決済と同様、最短翌営業日に入金されます。
どちらも売上金額から各決済手数料と振込手数料が差し引かれた金額が、指定口座に振り込まれます。
POSレジ機能
STORESもSquareオンラインビジネスも、同一アカウント内にPOSレジ機能が付いています。
※STORESレジはiPadでしか使えません。
連携できるシステム
内部連携の他にも、様々な外部システムとの連携ができます。
STORES予約とSquare予約の比較【予約システム導入】
そういえば、STORESとSquareには、予約システムもあるんでした。
名称 | STORES予約 (フリープラン) | Square予約 |
月額利用料 | 無料 | 無料 |
決済手数料 | 4.9% + 99円 | 3.6% |
振込手数料 | 無料 (自動入金の場合) | 無料 |
入金サイクル | 月末締め翌月25日 | 最短翌営業日 |
公式サイト | STORES予約 | Square予約 |
決済サービスとは関係していないように見える予約システムですが、予約時にオンライン決済していただく事も出来るので、やはり予約と決済は繋がってるんですね。
初期費用
これも両者とも無料です。
月額利用料
基本的には無料で利用できますが、STORESは各種有料プランが用意されています。
決済手数料
予約システムにおける決済手数料とは、予約時にオンラインで決済する時の手数料のことを言います。
STORES予約もSquare予約も、クレジットカードでの予約時決済に対応しています。
STORES予約では決済ごとに4.9% + 99円、Square予約では3.6%の決済手数料がかかります。
振込手数料
STORES予約の振込手数料は、自動入金または売上合計10万円以上の場合に無料となります。
手動入金でかつ売上合計金額が10万円未満の場合は、200円に振込手数料がかかります。
Square予約の振込手数料は、他のSquareのサービスと同じく無料です。
入金サイクル
STORES予約のでは、当月1日から末日に発生した決済代金から、決済手数料を引いた額が翌月25日(25日が土日祝日の場合には翌営業日)に指定銀行口座に振り込まれます。
Square予約はの入金サイクルは、他のSquareのサービスと同じで、最短翌営業日に指定銀行口座に振り込まれます。
現地決済・月謝機能
STORES予約とSquare予約とも、現地決済や月謝決済(サブスク)に対応しています。
連携システム
それぞれPOSレジや現地決済用の決済端末と連携できます。
実店舗とネットショップ・予約システムとの連携方法を比較【STORES vs Square】
- STORESは別アカウントを作成して連携
- Squareは同じアカウントの管理画面で連携済み
Squareは一旦アカウントを登録すると、ネットショップも予約システムも同じ管理画面から作成できます。
一方のSTORESは、次のような手順(一例)で、それぞれの機能サービスを登録・連携していきます。
実店舗かネットショップか予約システムだけならSTORES
実店舗かネットショップ、予約システムのどれかを導入するのなら、STORESをおすすめします。
それは、ネットショップ作成のために作られたSTORES、予約システムのために作られたSTORES予約の方が、総合決済サービスSquareの管理画面から作るネットショップや予約サイトよりも、断然操作性に優れているからです。
つまりSTORESが向いている方は、次のような場合となります。
- 実店舗かネットショップまたは予約システムのどれか一つだけを利用する場合
- 本格的なネットショップを簡単に作りたい場合
- 本格的な予約サイトを簡単に作りたい場合
すべてのキャッシュレスを一元管理したいならSquare
実店舗での決済を中心に、オンラインでも決済や予約を受け付けたいのなら、Squareをおすすめします。
Squareオンラインビジネスでのネットショップ作成や、Square予約での予約サイトの作成は、STORESのそれらと比べると、ひとつの管理画面で何でも出来る分、操作性が悪く難しい作業となってしまいます。
しかし、決済手数料や入金サイクルが統一されているため、STORESに比べて非常に楽に管理できるはずです。
Squareが向いている方は、次のような場合となります。
- 実店舗と同時にネットショップや予約システムも導入したい場合
- レジ機能やオンライン決済などお店のキャッシュレス決済を一元管理したい場合
- 入金サイクルを早くしたい場合
ひとつのアカウントで対応できるSquareをおすすめします。
決済サービスって、どれかひとつしか契約できないの?
そんな事ないわよ。
私は実店舗ではSTORES、ネットショップや予約システムではSquareを使ってるのよ。
じゃあ、今一番に利用したいサービスで比べて選んでも良いってことね。
そうなんです、キャッシュレス決済サービスは併用や乗り換えも可能なので、まずはあなたが今一番必要とする機能サービスを比べて、選んでみましょう。
なおSTORESの全体像については、こちらの記事でもお話しています。
>>【STORES決済とは】POSレジ・ネットショップ・予約システムと連携できる決済サービス!
またSquareの詳しいことについては、こちらの記事をご参照ください。
>>【Square決済】シンプル手数料、即日審査でキャッシュレスを導入しよう!
是非じっくりゆっくり考えて、納得の行くキャッシュレス決済をスタートしてくださいね。
それでは、あなたのお店も Letʻs キャッシュレス!